奏法
ハーモニックス(Harmonics)
倍音を取り出すテクニック。開放弦の、ある決まったポイント上(弦長の1/2、1/3、1/4等)に左手の指で軽く触れ、弦を浮かせて押弦しない状態のまま右手でピッキングする。基本的なものでは、チューニングで使う5、7、12フレット。このように、開放弦上の決まったポイントで得られるハーモニックスを“ナチュラル・ハーモニックスと呼び、後述の“人工ハーモニックスと区別している。、ベースはギター以上に倍音を多く含んだ楽器なので、多いに利用したい。
トリル(trill)ビブラート(vibrato)グリッサンド(glissando)
あるひとつの音と、その半音または全音上(あるいは半音または全音下。音程差はこれにとどまらない)の音とを細かく連続して出すために用いるテクニックで、具体的には前述のハンマリング・オンとブリンク・オフとを交互に細かく連続させるもの。
ハンマリング・オン(hammering on)、プリング・オフ(pulling off)
字の如くハンマーで打つという意味で、ひとつの音を出したあとに連続して、右手のピッキングを用いずに左手の指で弦を叩きながら押弦して音を出すテクニック。利用価値が非常に高く、さまざまな奏法やフレージングで有効であり、スラッピングでもよく利用される。
ピック弾き
基本的な奏法であり、右手人差指の側面と親指の腹でピックをしっかりはさんで持って弦を弾く弾き方。アタック感のあるやや硬めの音。ピックの材質や硬さ、持ち方、弦にあたる角度などで音色は変わる
指弾き(ツー・フィンガー)
指弾き(ツー・フィンガー)
右手人差指と中指を使う、もっとも基本的であらゆるタイプのサウンドをカバーできる奏法で、甘く温かみのある丸くて太い音が得やすく、繊細かつ微妙な強弱(表情)をつけやすい。
シンバル ショット(Cymbal shot)
スネア・ドラムやタム類と同じように、4つのストロークを使ってショットする。
スティックのあたる面積が大きいほど、クラッシュならでは衝撃的なサウンドが得られるため、シンバルヘのスティックショットは、ショルダーからチップにかけて全体的にあたるように心がける。
ロック系の場合は、クラッシュ・シンバルを単独でショットせず
ハイハット(hi-hat)ショット/ペダルワーク
ハイハットとは、13インチから16インチ位の口径の小さなシンバルを向き合うように重ね合わせ、これを水平にセットして足で開閉したりスティックでショットするシンバル。
ビートの基本リズムをつくり出すのがハイハット。いろいろなニュアンスを加えるための、いくつかショットのスタイルがある。
バスドラム ペダルワーク(bass drum pedal work)
バスドラムはドラム・ペダルをキック(踏む)して音を出す楽器である。
キックの方法もサウンドやフレーズによって、いくつかに分類ができる。
通常のドラムのフレーズに対する基本的なキック、一般的な奏法はペダルのフット・ボードにかかとをつけるヒール・ダウン奏法、かかとを少し浮かせてキックするヒール・アップ奏法の2つ。