空間系(反響、残響系)エフェクター

空間系(反響、残響系)エフェクター

空間系(反響、残響系)エフェクターは、ディレイ、リバーブなどである。

ディレイ (Delay)

ディレイ (Delay)

ディレイ (Delay)は、反響音エコー)をシミュレートし、山びこのように音を遅れさせる空間系エフェクター。音を少し遅らせて、原音に遅れた音をミックスすることによって、ふたつに聴こえるようにすることで、一定の間隔で山びこのような音がかえってくる感じ(エコー効果)を作る。操作次第では、ステレオ効果や広いホールでプレイしているような残響感を出したり、遅れる時間を短くしてふたりでユニゾンで弾いているような効果を作ったり、リズムと遅れのテンポを合わせて単独では弾けない複雑なリズムを鳴らすこともできる。
ディレイ・タイムDelay Time)で音の遅れを調節し、フィードバックで遅れた音が原音のあとに何回ぐらいくり返されるかを調節する、これで基本を作り、レベルやミックスなどのコントロールで原音とエフェクト音の混合割合を決める。トーンやカラーといったツマミがあれば、それで全体の音質を調整する。

リバーブ(Reverb,Reverberation)

リバーブ(Reverb,Reverberation)

リバーブ(Reverb,Reverberation)は、残響音をシュミレートし、風呂場で声を出した時のような効果をもたらす空間系エフェクター。コンサート・ホールやライヴパウズなどの部屋の中で音が鳴り響いているような残響感をサウンドに加えることで、音に広がりと重厚感を加える。濡れた感じを出したり、高音域を強調させるためにも使われる。タイムやリバーブ・タイムReverb Time)、ディレイ・タイムといったコントロールで残響成分が響き続ける長さを設定。そうして余韻の長さを設定し、ミックスやバランスで原音とエフェクト音の混合具合いを、トーンで全体の音質を調整する。バッキングでは浅めに、リードではやや深めに効かせるのが基本となる。
一般的にディレイで音に広がりを、リバーブで奥行きをもたらすことができる。

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